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2015/11/22 (Sun) 信濃路

奈良井宿


長野出張が決まったときから、
アタマん中で、ずっとあずさ2号が流れていた。

あした わ~た~しは 旅にでますぅ~♪


京都駅で、島根からいらっしゃる著者のY先生と合流。
名古屋で特急ワイドビューしなのに乗り換え、ワッフルと甘栗をアテに話に興じる。
ほんまなら、ここでビールの1本とちくわでも、やけど、仕事やしね。
先生のお祖父さんが知多半島で生まれ人減らしで東京に出され大工になり濃尾地震を機に岐阜柳ヶ瀬に流れ着き農地解放やら陸軍駐屯地設営やらの特需にあずかりうんぬん・・・Y家3代のヒストリーがようやく現代に届いた頃、塩尻に到着。
降り立った信濃路は、吐く息が白かった。

2泊3日、木育フェスティバルの会場でわが社のPRと本の販売。
東京おもちゃ美術館ボランティアのTさんとも再会。子供さんにウケる奇抜な格好のTさんをうろんげに見ていた人たちは、Tさんが日ごろはN自動車でエンジンの設計をしていると聞くと、一転眩しげな眼差しを向ける。
鉋(かんな)の体験コーナーで鮮やかな手並みを披露するいなせな法被姿のおじさんは、後で聞いたらその道ではつとに知られた名人であった。
おじさん、もとい名人がすすすーーーーっと鉋をひくと、透き通るような薄い削り屑が宙を舞う。それを「削り花」というのだそうだ。あたしも名人の介添えを受けて、ひいてみた。ぎくしゃくした、花には遠い分厚いけずり屑が宙を飛ぶ。
名人に至るはてしない道が視界のかなたに霞んでみえる。

夜は、懇親会。
塩尻名物「山賊焼き」と、信州はこれでしょう「馬刺し」。うまいーーーっ。
それから、地元特産ワイン。
塩尻ワインは赤も白も、フルーティーな爽やかな、非常に飲みやすい味。
隣の隣の席で塩尻市長が、「甘い」とぼやきながら手酌でビールを飲んではる。
もひとつ隣で、商工会議所会頭が「まあまあ」などといいながらワインをやはり手酌。その向こうでは市議会議員の「としこちゃん」がワインがぶ飲み。
塩尻って、いい街。

帰路に立ち寄った木曽路「奈良井宿」。
「馬籠」や「妻籠」ほど名が知られていないので、昔の面影がいっそう濃い。
閉めかけてはったのに、あれこれ注文したおやきを、いそいそと包んでくれはった老夫婦。あたしは胡桃白餡と茄子の油煮、社長は蓬小豆。
桜花を浮かべたお茶とお漬物でもてなしてくださった木曽漆器店のおばあさん。
「美味しい美味しい」と頬張ってると「そんなに気に入ってくだすったんなら」と、胡瓜の糠漬を持たせてくださった。
漆塗りなのに安価やなぁと、お箸を二膳もとめただけやのに、恐縮。
奈良井のひとは温かい。そうして言葉や表情がまことに品がよい。
山間(やまあい)をV字に切り抜いた紺碧の空に新月。

一期一会。










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プロフィール

しめ

Author:しめ
沢 朱女 (さわ しゅめ)
京都生まれ 大津在住
96年より制作活動。
雑誌、広告、絵本等の仕事を経て
現在は水彩、アクリル、クレパス画等を制作。
chezshume(a)dream.com
※(a)を@にかえてメールアドレス欄に入力してください。

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