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2015/10/21 (Wed) Jardins en automune ―秋の庭―

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「―海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女になりし父母の家―
Aちゃんの家のそばには海ではないけれど、寄せては返すさざなみの琵琶湖と
暮れなずむ夏の夕空に美しい稜線を見せる比良の山があって、
その自然と、あたたかな家族に見守られ、大切に育てられたAちゃんの姿を
与謝野晶子のこのうたに、かさねあわずにいられません・・・」

28年前の秋、結婚した友達に捧げたスピーチ。

高校を卒業してすぐに勤めた医薬品卸会社で、1歳上の美人OLだったAちゃん。
彼女が製薬メーカーの素敵なHさんと結婚するまで、一緒に過ごした3年の蜜月。
初めてAちゃん家に泊めてもらった夜、あたしのコンパクトを見て「汚れてるやん」と言って、ささっとティッシュで拭き取ってくれた。
銀行で時間外に預金を下ろそうとしたら「手数料もったいないで!」と叱ってくれた。
世事全般に疎かったあたしが、少しは世慣れたのはAちゃんのおかげだ。
お化粧の仕方も、服やバッグや靴選びも、あたしは貪欲にAちゃんを見習った。
だってそれまではすっぴん生足で、経理部長から「サワくんはいつもバッシュだねえ」とか言われていたのだ。
初めてのオトナのオンナの世界は楽しかった。ストッキング履いて、ヒールを履いて、メイクして、遊んだ。
Aちゃんと会ってなかったら、今のあたしじゃなかった。きっと。

この前の日曜日、Aちゃんの娘さんの結婚式だった。

お祝いのウェルカムボードを仕上げながら、思い出した。
AちゃんとHさんの初デートに一緒に付き合ったんやった。Hさんは同僚男性を誘ってWデートってやつね。
よく晴れた休日、別の友人たちと京都ドイツ文化センターで映画「アンナマグダレーナバッハの日記」(なんでこんなに克明に覚えてるかというと、あまりにも静謐で難解で殆ど白目を剥いて寝てたからだ)を観たあと、四条河原町の阪急デパート横の喫茶店「蕃」で待ち合わせた。今は阪急も蕃もない。ご飯食べて、少し踊って、最後は先斗町のバーで仲睦まじい二人の横に並んで、カールトンをふかしてた。

AちゃんにもHさんにも似ている(ように思える)面差しの可愛いYちゃんも
きらきらした思い出をいっぱい抱えて、新郎Yさんとの物語を育むのだろうな。
心より祝福を。


Jardins en automune

人生に幸あり―。










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2015/11/05 01:30 | [ 編集 ]


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プロフィール

しめ

Author:しめ
沢 朱女 (さわ しゅめ)
京都生まれ 大津在住
96年より制作活動。
雑誌、広告、絵本等の仕事を経て
現在は水彩、アクリル、クレパス画等を制作。
chezshume(a)dream.com
※(a)を@にかえてメールアドレス欄に入力してください。

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