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2014/10/31 (Fri) ミル フルールの茂みの中で

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アルメル・バローが、パリのクリュニー美術館の(かの有名な)タペストリー
「一角獣をつれた貴婦人」にインスピレーションを受けたなら
あたしはアルメル・バローの「ミル フルールの茂みの中で」からインスピレーションを受けて。



心の中に、わななく針金が
たえない調べを奏で
天上の文様を描く

地上の事物でありながら
その象(かたち)は宙を自在にかたどり
きらめく旋律になって
からだを隅々までみたす

ワイヤーの落とす影がまぶたの裏に
ゆらゆらと揺れてどこまでも

とうめいな指が、
紡ぎだす模様は
わたしにだけ見えるかたちを描いて
はじまるダンスダンスダンス

重力から解き放たれて
いきものと草花の
無限にのびゆくかたち

わたしは、放心する






過日、
師匠K子さんの薦めで、寺町二条下ルの
「清課堂」ギャラリーへ、行ったのです。
アルメル・バローという、フランスの作家の展覧会。

数年前、K子さんから「いいよ、絶対みて」と薦められたのに
そのときは叶わず、先日やっと足を運んだのです。

「清課堂」、の看板を見落として行き過ぎました。
あたしが思ってたようなギャラリーじゃなくて、そのお店は
主に錫や銀製の煙管や瓶やなんか、そう
普段のあたしたちの暮らしの中にはあまり見かけない工芸品を
扱うお店だったのです。

しん、と静けさを醸す店頭から
ガラス囲いの中の、昔の帳場のようなスペースを右手に見て、通路をゆくと
さらにその奥が、古式ゆかしい日本家屋を利用したギャラリーになっているのでした。

わたしはこの作家さんについて、何も知らず
ひとかけらの先入観もなく
ただ、ごくごく細い、幽(かそ)けき金属の線が描き出す模様に
心を奪われて、目をこらす、だけでした。

ミル フルール
千の花、の野原が、
そこに生きるいきものたちが
わたしの目の前に、いた、のです。

真っ白の、四角い台紙に
少し浮かせた状態で、自在に編まれた金属の糸で
心臓をつかまんばかりの大胆さと繊細さを漲らせて
描かれていたのです。

照明の下、金属の線は
思いもかけない方向に、伸ばされて、あるいは縮んで、台紙の上に
ほとほとと、濃くうすく、影を落としていました。













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プロフィール

しめ

Author:しめ
沢 朱女 (さわ しゅめ)
京都生まれ 大津在住
96年より制作活動。
雑誌、広告、絵本等の仕事を経て
現在は水彩、アクリル、クレパス画等を制作。
chezshume(a)dream.com
※(a)を@にかえてメールアドレス欄に入力してください。

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