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2014/10/07 (Tue) 百年たてば

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自分が何を望んでいるか、
あたしは知っているけれど、
それはかなわない、とも知っている。

人生はそんなもの。

そういえば一緒に飲んでた幼なじみのPちゃんから、
しゅめは「人生」って言葉をよくつかうよね。って言われたんだった。
こないだTちゃんと電話で話してて、二人でそう言うてたんやで、って。
蛸のから揚げつまみながら。

そやなー。
俯瞰して、見てるんかなー。じんせいを。
子供時代十代二十代その先と、あっとゆうまやったとうったえてたら泣けてきた。
「ほんであたしは絶対地獄にいくねん。Pちゃん、供養してあたしを成仏させてな」
「そんなん、やり方知らんで」
半分笑いながら、半分困りながら、Pちゃんが焼酎をすする。

江國香織の詩集「すみれの花の砂糖づけ」を読んだ。
今のあたしをなだめるたくさんのことばが書かれていた。
詩はもとより、解説にも。

解説者は町田多加次さんという詩人。
その人の文章がよくて、それから、
江國さんの詩を丁寧に具体的に何篇もとりあげてあるので、
それに導かれるように詩を読んだ。

例えば「誰かあのひとに」、「深夜あなたはそこにいて」、「あたしはリップクリームになって」。
-この三篇にうたわれている恋愛は本気ですね。本気ですが不倫ですね。
(でも、不倫なんて、その善し悪しなんて、虚しいこの世の、むなしい約束ごとにすぎませんから)-
この方、これ書かれたときに七十くらい。この世の本質をさらりと、こんな風に言う。

例えば「退屈」。
-どうですか。これは、小さな頃の思い出でありましょう。(略) 彼女はすでにかなり明らかに、生きることの淋しさ-その真実-を掴んでいます。その淋しさを、ただ嘆くのではなく、この詩のタイトルは「退屈」となっているのです。その、怖さ-

ああ、そう。人生は「退屈」だと、同じフレーズが絶え間なく頭をめぐるのは
「淋しさ」の裏返しだったのか。

あたしは江國さんに、すこし似ている。すこしだけ。
だけど、ぜったい、どっか、似ている。
    


  どっちみち
  百年たてば
  誰もいない
  あたしもあなたも
  あのひとも









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プロフィール

しめ

Author:しめ
沢 朱女 (さわ しゅめ)
京都生まれ 大津在住
96年より制作活動。
雑誌、広告、絵本等の仕事を経て
現在は水彩、アクリル、クレパス画等を制作。
chezshume(a)dream.com
※(a)を@にかえてメールアドレス欄に入力してください。

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