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2014/02/09 (Sun) オートバイ

エストレヤ


無性にバイクに乗りたくなることがある。

断っておくと、運動神経はなきに等しく、
加えて肝っ玉の小ささも半端ないあたし。
乗り回す、なんて程遠く、へっぴり腰でしがみつく、が相応しい。

それでも、
バイクに跨って、グリップを握って、内股に冷たくて硬い丸みを帯びたガソリンタンクを挟んで、足を降ろしてギアペダルを踏み込んでローニュートラルセカンドと足の甲でタンタンタンと押し上げてゆく、っていうのをやりたい、とうずうずする。

20代半ば、書店の角川の棚にはずらりと片岡義男の小説が並んでいた。
あたしは2、3冊きりしか読んでないんだけど、だから全然読んだうちに入ってないんだけど、なかの1冊が、長きの間、あたしのなかに留まっている。

タイトルは忘れた。
筋書きもとくに覚えてない。というより、起承転結がはっきりした物語じゃなかった。
センスのいい映画のシーンが、断片的に記憶に残っている感じ。
ちょうど、そう耳たぶの裏側あたりで、囁きかけてくるような。

プールサイドを女が歩いてゆく。
腰から先に押し出すように、真っ直ぐ美しい足取りで。
後姿だが、綺麗な女なのだろう。
見送る男の視線に、本の中の架空の女なのに、ジェラシー。
腰から先って、腰から先って、どゆ感じ??
歩きながら、こうかしらんああかしらん、といまだにやってみてるあたしがいる。

ラスト、女がオートバイで山の中の湖を目指す。
ライダースーツを脱ぎ捨てて、高地の冷たい水に体を躍らせたんだ。確か。

やがてあたしも免許を取って、カワサキのエストレヤを買った。
4ストロークの単気筒で、エンジン音が素敵だった。
買ってまもなく身の上に色々起こって、バイクは手放した。
ツーリングの夢は殆ど果たせなかった。



もし再び乗ることがあれば、今度こそ山の中の湖へ、
大好きな人と。
真っ裸で。









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今度こそ山の中の湖へ、
大好きな人と。
真っ裸で。

↑これ、叶った?あはははは

2016/05/24 00:27 | 弥太郎 [ 編集 ]


Re:

ふふ~~

老後の楽しみ^^

2016/05/24 18:32 | しめ [ 編集 ]


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プロフィール

しめ

Author:しめ
沢 朱女 (さわ しゅめ)
京都生まれ 大津在住
96年より制作活動。
雑誌、広告、絵本等の仕事を経て
現在は水彩、アクリル、クレパス画等を制作。
chezshume(a)dream.com
※(a)を@にかえてメールアドレス欄に入力してください。

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