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2015/11/26 (Thu) こひしたふ

俵屋宗達 源氏物語玉鬘図色紙部分


 どの天皇様の御代であったか、
 女御(にょうご)とか更衣(かうい)とかいはれる方が大勢いた中に・・・

源氏物語の、この書き出しを思い返すたび
桜を散らすねっとりとした春の夜風や、
机上のランプの薄桃色のシェードから漏れる電球の灯りや、
ほんものの恋などまだ知らぬのにざわついた、ただならぬ胸の波立ちや、
ふっと、また 何処へか消えてしまいそうになるそれらを
胸におしとどめて、いとおしみたくなる。


過日
書協京都支部主催の文化講演会に、お手伝いがてら参加。
「源氏物語の魅力を探る」。

 御髪(みぐし)の裾までけざやかに見ゆるは、糸をよりかけたるやうになびきて
 裾のふさやかにそがれたる、いとうつくしげにて、七八寸ばかりぞあまりたまへ
 る。

柏木がはじめてまみえた女三宮。
どんなにか愛らしいひとなのか、と読んでいるほうも胸が昂ぶる。
国文学の先生が読まれる古文の、高く低く響く調子が心地よい。
心地よすぎて、ついうとうと。あかん。

2部のシンポジウムで先生が「現代語訳なら誰の訳がよいのか?という質問がとても多くてなんとも返答に困ります」と苦笑しながらも、「しいて言うなら」初めてなら与謝野晶子がいい。
おお。そっかぁ。あたしが読んだのは、与謝野源氏だった。
中学校にあがる前後。
若き日の母が愛読していた本をかじりかじり、結局全部は読めなかったのだけど。
桐 壺、 帚 木、 空 蝉、 夕 顔、 若 紫、 末摘花 ・・・
「各帖の名を諳(そら)んじるだけでも、ぱっとイメージが湧くでしょう」と母。
目を、どこともあらぬ空にあそばせながら。


千年のむかしもいまも ひとは
慕わしさにゆさぶられて、溺れて、身悶えて
太陽と凍土を同時に抱えて
恋をする









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プロフィール

しめ

Author:しめ
沢 朱女 (さわ しゅめ)
京都生まれ 大津在住
96年より制作活動。
雑誌、広告、絵本等の仕事を経て
現在は水彩、アクリル、クレパス画等を制作。
chezshume(a)dream.com
※(a)を@にかえてメールアドレス欄に入力してください。

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