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shume exhibition//artist「shume」の作品世界
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2015/10/28 (Wed) ミュルミュルミュールとアルゲリッチ、海の底、雨。

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カリリ、と 小さく心がいたむ

カナシイ ノカ?

ナンデ デショウ?

こころ おどらすもの
こころ なぐさむこと を みつけて
ひぐれがくるとあんしんする

そんな秋だ



ヴィクトリア、オーレリア母娘の
ロマンティックサーカスと銘打たれた「ミュルミュルミュール」を観る。
これ、って
サーカス?ダンス?パントマイム?

あの、プチプチつぶすビニールあるでしょう?
あれを、巨大脚立に垂らして熊に見立てる。
ダンボール箱とか、手描きの書き割なんかでつくられた簡素な舞台。
そのつつましい装置が、みるみる夢のラビリンスへと変幻してゆく。
ところ狭しと駆け巡り、演じるオーレリアが、宝石のように愛らしい。
控えめな舞台照明が落とす黒々とした影は、異界へと通じているはず。
小さかったとき、天井に灯った豆電球を寝床に横たわって見上げると、はるかにあわあわとした光の中に煌めく別世界があるように思えた、あんな感じ。
ああ つれていって。
あたしも、つれていって。



渡辺智子展 を見る。

古いビルの狭い階段を登ったすぐ右手にギャラリー「白」の扉がある。
扉には小さな四角いガラスが嵌った窓があいていて、
そこから覗いている一点に吸い寄せられた。

室内で眺める。
海の底のような青。智子さんの作品には珍しい。
「芸大生だった時、大好きな講師の先生がいらっしゃって、もう亡くなったんだけど」
智子さんが言う。
「その頃、青が好きで好きで、青い絵ばかり描いてたらその先生が、青い絵の具の特売でもやってたの?って。
他の色もつかってみなさい、と やんわり言われたのね。」
それからは、青い色を封印してた。
久しぶりに青い絵を描いたら、やっぱり、すごく好きなのね。

「雨のアルゲリッチ」。

眺めていると、胸の中に何かが呼び覚まされて、ふくらんで、無限にひろがってゆく。潜水艦の窓みたいに見える模様から、その下に描かれた絵がのぞいている。
つかのま無音。海底なのだから。
そうして、われにかえると、
アルゲリッチの、この世ならぬピアノの音色が降ってくる。

そんな絵。

今、あたしの部屋にある。









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プロフィール

しめ

Author:しめ
沢 朱女 (さわ しゅめ)
京都生まれ 大津在住
96年より制作活動。
雑誌、広告、絵本等の仕事を経て
現在は水彩、アクリル、クレパス画等を制作。
chezshume(a)dream.com
※(a)を@にかえてメールアドレス欄に入力してください。

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