shume exhibition//artist「shume」の作品世界
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2015/02/12 (Thu) ひと モノ 語り

うつわと箸おき

世間では断捨離というのに
あたしの家には
ワケあって引き取ったモノが、ひしめいている。

ランプ、棕櫚竹の鉢植え、衣紋掛(中書島のおばちゃん)
電気ストーブ、扇風機、鏡、ルーペ(醍醐のおばちゃん)
机(浜大津のおばちゃんがお店でガス台にしてた)
イケアっぽいローテーブル、ポーセリンドール(山科のおばちゃん)
イランのタイル、ムートンの敷物、大理石のオブジェ、サンラメラ(衣笠のT氏)
CDラジカセ、テレビ(木川のD氏)
フランス製のガラスのテーブル(F氏)
鉄のハンガーラック(新町の煙草屋さん)
ジェレミーと名付けたコアラの剥製っぽいぬいぐるみ(北山のおばちゃん)
信楽焼きのたぬき大小(家には置けないから事務所に)

うーーーん 枚挙にいとまがない、とはこうであろうか。

この中で実際会ったのは浜大津で八十まで飲み屋をしてはったおばちゃんだけ。
「もう年やしな、店閉めるねん。好きなもん、持っていき」と
明治大正の藍の染付けの器なんかも沢山貰った。

住み手のいなくなった家の整理にたまに誘われて、軍手をはめて参戦する。
家一軒丸ごと空っぽにする。完全に。
日にちが限られているので朝から晩まで作業作業。
友禅作家のT氏宅には、貴重な美術書が散乱していた。
家族の写真やなんかも大量に。
少し、手が止まる。

D氏は、戦争孤児。木川の市営住宅でひとり暮らしだった。
司法書士さんから後始末を託された。
「76才になり、ハイガン胃ガンとたたかってます。
バショーの 
夢は枯野をかけ廻る
心もようです。」
お薬手帳に書き付けられた震える文字。

市営住宅では、手下を連れて出てきた隣のおっちゃんに
「エアコンは貰う約束や」とすごまれた。
あげたら「おおきに」と喜ばれた。
F氏から譲られたガラステーブルはあまりの重さで運搬中に角が欠けた。
やっとこさリビングに置いたらあまりにも巨大だった。
でももう二度と運びたくないのでそのままにしてある。
慣れると案外しっくりして、大きいことはいいことだ、と納得。

連れてきたモノたちは無言だが
ジェレミーは嬉しそうだ。










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プロフィール

しめ

Author:しめ
沢 朱女 (さわ しゅめ)
京都生まれ 大津在住
96年より制作活動。
雑誌、広告、絵本等の仕事を経て
現在は水彩、アクリル、クレパス画等を制作。
chezshume(a)dream.com
※(a)を@にかえてメールアドレス欄に入力してください。

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